脳の働きが低下してしまうと、日常生活のあらゆる行動に支障をきたしてしまうと言えるでしょう。脳の働きを低下させてしまう要因として挙げられるのは、脳梗塞や、脳出血、脳動脈硬化なども考えられます。こういった疾患が原因で脳の神経細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなってしまい、一部分が死滅してしまう病気は「脳血管性認知症」と呼ばれており、認知症の約3割ほどを占めているといわれています。このような疾患が原因で認知症になってしまった場合、治療することによって進行を遅くすることも可能なようですが、老化による脳の神経細胞の減少の場合、決定的な治療法や回復方法といったものは見つかっていないのが現状のようです。

認知症というのは、脳の一部の神経細胞が少しずつ壊れていくことによって起こるものと考えられており、行動や心理的な変化というものが少しずつ現れてくると言われています。基本的には発達するというよりも衰えていくと考えられるため、自動車の運転なども困難になると考えた方が良いでしょう。近年では、高齢ドライバーに向けた認知機能検査などは実施されているようですが、若年性のものもないとは言い切れないため、家族などで少し行動の変化などが見られる場合には、早期に医師の診断を受けると安心でしょう。近年では、合宿免許などの流行によって、運転免許を取得するということが身近なこととなりました。その反面、安全への対策というのも強化していかなければならないのが実情と言えるでしょう。認知症は、残念ながら自覚症状というものがないようなので、周りの人に異変を感じたり、周りの人から異変を知らされた場合には、運転を控え、まず医師の診断を受けるようにすると良いでしょう。