6月 2019アーカイブ

指定自動車教習所について

自動車教習所の種類についてご説明することにします。そもそも自動車学校とは、公安委員会が指定するものです。正確には指定自動車教習所と呼ばれますが、指定の要件は決まっています。具体的には、自動車の運転スキルを教授していることは当然として、指導員が資格を有していること、教習所に設置されたコースが規定を満たすこと、学科講義が行われていること、道路交通法令を満たしていること等が求められます。全国には多くの指定自動車教習所が存在し、自動車学校、ドライビングスクール、自動車教習所等はいずれもそれに当たります。

指定自動車教習所とは異なり、届出自動車教習所と呼ばれるものがあります。仮免許の試験も本免許の技能試験も受けられない教習所に当たりますから、免許センターまで出向いて受験しなければなりません。高い運転スキルを有している人であれば、この種の教習所を利用することもありますが、普通は指定自動車教習所を利用した方が便利ですし、合格もし易いと考えられます。因みに高い運転スキルを有する人として考えられるのは、免許が失効して再取得を目指すような人です。道路交通法の第97条には、教習所における卒業をもって技能試験に代える旨が規定されており、初心者であればこの制度を利用しない手はありません。

指定自動車教習所の講義は、法令上の知識を中心に行われます。技能教習は基本操作を含め、道路上で咄嗟に判断しなければならない応用操作、危険予測に関して、丁寧なトレーニングが実施されます。日本に限れば、自動車免許の取得者は8000万人を超えていますから、必ずどこかで交通事故が起こっています。指定自動車教習所の講義、教習は、そのような交通事故を出来る限り減らすことを役割として担っており、教習所の責任は極めて重大であると言えます。残念ながら若葉マークのドライバーが事故を起こすことも珍しくなく、教習所のあり方が問われています。